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航空歴史館技術ノート 掲載15/12/12
追加16/01/31

 

 

 旧航空法に基づく航空燈火
   航空燈臺
     大型(A)航空燈臺
     中型(B )航空燈臺
       (1)   平塚中型(B)航空燈臺
       (2)  名古屋新聞社中型(B)航空燈台
       (3)  札幌中型(B)航空燈台
       (4)  航空科学博物館の中型(B)航空燈台  焼津航空燈台か?     
     小型(C)航空燈臺
       (1) 大阪(木津川)飛行場の小型(C)航空燈臺    交通博物館から所沢航空発祥記念館へ
 (2) 航空科学博物館に保管中の小型(C)航空燈臺 
     補助航空燈臺
        (1)  航空科学博物館の補助航空燈台
B 現行航空法に基づく航空灯火
  航空路灯台        (制作中)
  地標航空灯台      (制作中)
  危険航空灯台      (制作中)
  飛行場灯台
    その1 用途廃止済み (展示中)の灯台 
    その2   現役の灯台 
  飛行場内各種灯火 (省略)

 

A 航空燈臺(旧航空法時代) 
 A-1

 日本における本格的な航空用の夜間証明は、1933(昭和8)年に東京〜大連の定期飛行が開始され、羽田から太刀洗までの間に航空燈臺が設置されたのがはじまりです。

 航空知識昭和11年11月号 大庭哲夫筆「航空照明」によりますと、東京ー早島(岡山県)に44箇所、福岡ー台湾に3箇所の航空燈臺が設置されています。大阪から太刀洗までは、岡山と広島の陸軍練兵場が着陸禁止になり不時着飛行場として使えないために夜間飛行は行われていませんでした。東京ー大阪の不時着飛行場は三保海岸、陸軍浜松飛行場、陸軍明野飛行場の3箇所でした。

 当時の航空燈臺の種類は、下表のとおりです。

 

航空知識昭和11年11月号 大庭哲夫筆「航空照明」 提供横川裕一(以下同じ)

 以下、各種航空燈臺を紹介します。

 

大型(A)航空燈臺   A-1-1

 現物が日本に残っているかどうか不明です。

航空知識昭和11年11月号 大庭哲夫筆「航空照明」

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中型(B)航空燈臺   A-1-2

 現物が4基残っています。

(1)   平塚中型(B)航空燈臺

点燈年月日 場所 標高 鉄塔 色別 副燈 コースライト 製造 備 考
1933/11/04 平塚市須賀町 29m 15m

白 赤

緑 赤 日本光機 戦後海上灯台として使用後、港小学校に展示

平塚 市港小学校 撮影2015/09/28 伊藤憲一
   

戦後の海上灯台に転用の頃   ひらつか市公式ホームページから許可を得て転載



 

 

 

 写真では分かりにくいですが、左右にコースライト(方向燈)、櫓の手すりに断芯標示燈 と障碍燈が設置されています。。

中央がコースライト 左右が断芯標示燈と障碍燈

コースライト:次の航空燈臺を直線で示します。 東京方面が緑、大阪方面が赤。
断芯標示燈:主燈の電球が断芯したときに継電器によって直ちに点灯し、航空士に故障していることを示します。 

主燈を港小学校へ取り付け 撮影2001/11  写真提供 平塚市役所 右上の硝子部分は副燈(真上に投光)

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(2)  名古屋新聞社中型(B)航空燈台

点燈年月日 場所 標高 鉄塔 色別 副燈 コースライト 製造 備 考
1935/06/08 名古屋市西川端町 42m 15m

緑白赤

- 日本光機 名古屋空港 BOONに展示

 

航空館BOON展示 撮影2004/06  Norio Aoki
 

名古屋新聞社発行絵はがき 提供田中昭則
 

 航空知識誌では、灯色が緑白赤となっています。戦後にレンズを一部取替えたのでしょうか? 

 

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(3)  札幌中型(B)航空燈台

1937年4月、東京〜札幌定期航路開設に伴い丸井百貨店に設置、点灯開始は同年11月でした。
 
札幌丸井百貨店事務センター 撮影2006/02/20 川本思心 協力:丸井今井
  
1/4馬力電動モーター カムにより1分間に3回転させる
(4)  航空科学博物館の中型(B)航空燈      

 航空科学博物館の屋外トイレの屋根にあるもので、戦前に製作された中型(B)航空燈台と思われます。 発色が白・赤・白ということは、昭和8年に点灯した静岡県志太郡東益津村の焼津燈の可能性があります。

撮影2006/05/04 ogurenko


撮影2015/12/26 提供航空科学博物館

            



 

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小型(C)航空燈臺      A-1-3

航空知識昭和11年11月号 大庭哲夫筆「航空照明」 


(1) 大阪(木津川)飛行場の小型(C)航空燈臺

1933/11/04 大阪木津川飛行場に設置点灯開始
  交通博物館に展示  2006/05/14閉館
  所沢航空発祥記念館に収蔵

旧交通博物館に展示 現状不明  撮影2006/05/08 小規模板工房

 説明に「電球が切れた場合、すぐに予備の電球に交換する装置がついてました」とありますが、実際は、断芯標示灯が点灯して切れたことを知らせ、電球の交換は人力で行いました。 また、「平成10年1月に名古屋を最後に」とありますが、(2)の中日新聞社のものを指しているとすれば「平成8年6月」が正しいです。

所沢航空発祥記念館格納庫         所沢
撮影2016/05/21 横川祐一
    

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(2) 小型(C)航空燈臺

航空科学博物館の収蔵庫に保管 詳細不明 撮影2015/12/26 提供航空科学博物館

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補助航空燈臺     A-1-4

 補助航空燈臺は、大中小の燈臺の設置間隔に開きがあって、かつ重要な地点に設置されました。光の明滅方式で、そこの名称の頭文字をモールス符号で示しました。

三重県鈴鹿郡加太村 加太補助航空燈臺の場合 トン ツー トン トン

      間隔       間隔
0.8 0.8 2.4 0.8 0.8 0.8 0.8 2.8 0.8 0.8 2.4 0.8 0.8 0.8 0.8 2.8

航空知識昭和11年11月号 大庭哲夫筆「航空照明」 

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(1)  航空科学博物館の補助航空燈 燈臺名不詳

  説明板に「丙型」としていますが、形状からみて「補助航空燈」に分類すべきものと思います。また「昭和10〜14年製」とありますが、銘板で明らかなように昭和16年の製造です。

撮影2006/05/04ogurenko

 

撮影2015/12/19 にばさん

 

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現行 航空法に基づく航空燈火

 

  航空路灯台   (制作中)
 
  地標航空灯台  (制作中)
 
  危険航空灯台  (制作中)
 
飛行場灯台 その1 用途廃止済みの灯台     飛行場灯台 その1

(1) 航空科学博物館展示

撮影2015/12/27 提供航空科学博物館


(2) 愛知県豊山町 航空館BOON展示 元名古屋空港に設置

撮影2016/01/24 高田和彦

 
     


(3) こうのとり但馬空港展示

撮影2006/04/23  HAWK


 

飛行場灯台 その2 現役の灯台 飛行場灯台 その2

(1) 陸上自衛隊霞目駐屯地

撮影2015/11/15 伊藤憲一


(2) 仙台空港

撮影2015/11/15 16:39 伊藤憲一


(3) 広島空港

撮影2015/12/24 佐伯邦昭

白照射 20000カンデラ

緑照射 3000カンデラ

断芯標示灯

 

 

   

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