伝説の時代から現代まで 航空史抜き書きto  topp

航空歴史館 掲載10/10/23

  
このボンネットバス改造車は何でしょうか? 

 


 写真で見る東京国際空港の歴史 History of Tokyo International Airport seen with a photograph 1960年2〜8月の風景 の中でS-55の向こうにいるボンネットバス改造車はなんでしょうか?と疑問を発しましたら、次のお答えがありました。にがうりさんが当時の全日空関係者に確認してくれたものです。
 

撮影1960/04 羽田整備場 全日空格納庫(旧303) 戸田保紀


   



ベル47D-1のフランクリン エンジンの試運転台

 全日空が、伊藤忠航空整備に作らせたヘリコプターのエンジンの試運転台を載せたバスです。

 ベル47D-1のフランクリンエンジン専用で、A型のフレームの間に水平対向6気筒を垂直にプロペラ軸が上に向けて装備してリムネ ムリネ(注)がつきます。バスの後ろの木製のA型はそのモックアップです。
 
 また別にパイプ組のものが見えるのは、機体のエンジン取り付け部分フレームの修理用の冶具で、機体構造のパイプのゆがみやまがり、時には切り継ぎ溶接で作業していたということです。

(注) ムリネとは、エンジンの台上試験運転(実機装着状態ではない)で、エンジンの各種データ確認とか試験運転の時に使う「特製プロペラ」です。固定ピッチの見た目も実機用とは違いブレードの短くごつい感じです。どのエンジンでも新造完成時や修理、オーバーホール完成時の性能確認で台上運転する時の専用「プロペラ」です。

・ フランクリン エンジン Franklin 6V4-200-C32 水平対向6気筒  200HP 3100rpm

水平対向エンジンを立てて取り付ける 撮影2002/11/27 佐伯邦昭

日替わりメモ2010/10/24から

 「リムネは、ムリネでしょう」  桃李さんからメール

 ベル47D-1エンジンの試運転台に取り付けるプロペラをリムネと書いていますが、ムリネ(Moulinet)のことと思います。参考に↓をご覧ください。
 http://akikoto67.blog59.fc2.com/blog-entry-417.html

佐伯から : そうでしたか。Moulinetを仏語辞書で、引くと矢車とありますので、円回転をする物体という意味なのですね。桃李さん作成と思われる↑ホームページによると、プロペラ付きの馬力測定器そのものを指すようです。エンジン付きの模型を作っているマニアは、先刻ご存知なのでしょうが、機械音痴の佐伯が知らなかったのはムリネー だね!

 

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