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航空歴史館

東北電力のウエストランドシコルスキーS-51と川崎ベル47

目 次

1 東北電力のウエストランドシコルスキーS-51と川崎ベル47の年別使用状況
2 東北電力の初期ヘリコプターの愛称考
 ウエストランドシコルスキーS-51 
 川崎ベル47





東北電力長町変電所に隣接する同社仙台ヘリポートにて 提供東北エアサービス

 

1 東北電力のウエストランドシコルスキーS-51と川崎ベル47の年別使用状況

JA 機種 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 1978以降省略
7014 S-51 きたかみ 老朽
7025 S-51       もがみ 墜落
7028 47G-2       ちょうかい 墜落
7032 47G-2         ざおう 譲渡
7035 S-51-2           あがの 墜落
7100 47G-2                     はっこうだ 譲渡
7376 KH-4                     ばんだい 譲渡
7413 KH-4                         みょうこう 墜落
7446 KH-4                           ざおう 墜落
7463 KH-4                             くりこま 譲渡
7518 KH-4                                 あづま 譲渡
 

JA9041 ヒューズ 369HS まつしま

 

JA9063 ヒューズ 369HS とわだ

 

JA9107 ヒューズ 369HS ばんだい

 

JA9137 ヒューズ 369B いいで

  JA9174 ヒューズ 369HS はやちね


2 東北電力の初期ヘリコプターの愛称 (伊藤憲一さんと飛行機好きさんの調査による)

7014

S-51

きたかみ

北上川  岩手県 宮城県

7025

S-51

もがみ

最上川  山形県

7035

S-51-2

あがの

阿賀野川 福島県 新潟県 

7028

47G-2

ちょうかい

鳥海山 山形県 秋田県

7032

47G-2

初代 ざおう

蔵王  宮城県

7100

47G-2

はっこうだ

八甲田 青森県 

7376

KH-4

ばんだい

磐梯山 福島県

7413

KH-4

みょうこう

妙高山 新潟県

7446

KH-4

二代目 ざおう

蔵王  宮城県

7463

KH-4

くりこま

栗駒山 宮城県 秋田県 岩手県

7518

KH-4

あづま

吾妻山 山形県 福島県

 

 

A2304-01 宮城県 仙台市太白区長町 東北電力仙台ヘリポート
          Tohoku Electric Power Sendai Heliport, Sendai City,  Miyagi Prefecture

          (注) 東北電力のヘリコプター事業は1991年に東北エアサービスに移管され、基地も岩沼市の仙台空港内に置かれている    

 ウエストランドシコルスキー S-51

日本の3機の民間S-51(全機東北電力で使用)
 

名 称  J A c/n  愛 称  登録日  抹消登録日  抹消理由
 ウエストランド シコルスキー S-51 7014   WAH91 きたかみ  1953/09/25  1967/05/15  老朽(解体保管)
× ウエストランド シコルスキーS-51 7025   WAH139 もがみ  1956/07/20  1960/09/10  60/07/18福島で大破
× ウエストランド シコルスキーS-51-2 7035   WAH144 あがの  1958/01/  1964/10/24  64/10/10仙台で大破

@ JA7014 きたかみ号

撮影1969/07/30 仙台ヘリポート 戸田保紀

 JA7014 きたかみ号は、1967年の用廃後解体して保管されていましたが、1991(平成3)年に東北電力のヘリコプター部門が東北エアサービスとして独立 するに際して、月宣伝用の写真を撮るために、格納していたWS-51を再び組み立てました。

宣伝用に組立 撮影1991 東北電力仙台ヘリポート 戸田保紀 




 このあと、分解してコンテナに格納され仙台港付近に置かれていましたが、2003年に東北電力のOBによって再び組立られ、青森県立三沢航空科学館へ運ばれました。

撮影2003/07/27 青森県立三沢航空科学館の倉庫 上岡谷寿志

撮影2004/09/05 出展:にがうり (倉庫内 許可を得て撮影)

                                エンジン

コンソル上部                                コンソル下部 16文キック張りの巨大なフットペダル

機首コックピット

計器板 下段の欠けたところには時計があった            コントロールケーブル 可動状態

展示場に移動 撮影2008/08  青森県立三沢航空科学館 中島賢治

正式展示 撮影2008/08/31 出展:上岡谷寿志

 

A JA7025 もがみ号

撮影1958/06 東北電力仙台ヘリポート 戸田保紀


 1958年6月(昭和33年)当時高校3年生でしたが、仙台の東北電力仙台へリポート宛に見学させてください,と言う手紙を送ったところOKが出ましたので、仙台の長町駅からてくてく歩いて、長町変電所の隣にあったヘリポートに行きました。ヘリコプターはあいにく整備中で,暗い格納庫の中で撮りましたので、写真も良いのがありません。
 ウエストランド シコルスキー WS-51 ドラゴンフライ JA7025 もがみ号と,WS-51-2 ウイジョン JA7035 あがの号、そして ベル 47G-2 JA7028 (これも名前があったはずですが思い出せません)の3機が並んでいました。
 WS-51 JA7025はこの2年後の1960年9月に福島県で事故を起こして大破.、WS-51-2 JA7035は6年後の1964年10月10日, 東京オリンピックの開会式当日に仙台の郊外で事故のため大破、
ベル 47G-2 JA7028は7年後の1965年3月岩手県で大破と、3機とも残念ながら生涯を全うすることは出来ませんでした。

 東北電力のもう一機のWS-51 JA7014 きたかみ号はこの日は見ることができませんでした。

B JA7035 あがの号 

S-51-2型 JA7035 撮影1958/06 東北電力仙台ヘリポート  戸田保紀


撮影1960 新明和伊丹工場で整備後試験飛行 上田新太郎

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347

 川崎ベルヘリコプター 写真募集 )
名   称  J A  c/n JA登録 愛 称  東北電力除籍 JA抹消登録  
× 川崎ベル47G-2 7028 101 1956/08/27 ちょうかい 1965/04/10 65/03/30
岩手県に墜落
× 川崎ベル47G-2 7032 115 1957/03/16 ざおう 1966/05/23 1985/12/17  
× 川崎ベル47G-2 7100 205 1961/06/22 はっこうだ 1972/03/28 1983/04/04 八幡市に展示
× 川崎ベル47G3B-KH-4 7376 2016 1963/10/07 ばんだい 1974/02/21 1989/08/24  
× 川崎ベル47G3B-KH-4 7413 2052 1965/03/10 みょうこう 1974/05/16 74/04/25
仙台市に墜落
× 川崎ベル47G3B-KH-4 7446 2084 1966/05/18 ざおう 1968/09/27 68/09/02
岩手県に墜落
× 川崎ベル47G3B-KH-4 7463 2105 1967/05/09 くりこま 1975/07/09 1986/05/28  
× 川崎ベル47G3B-KH-4 7518 2144 1969/03/05 あづま 1977/04/06 1991/07/31  
@ JA7028 ベル47G-2 ちょうかい号  

ベル 47G-2 JA7028 撮影1958/06  戸田保紀


ちょうかいと判読

A  JA7032 ベル47G-2 ざおう号

撮影日場所不明 提供YM


A  JA7100 ベル47G3B KH-4 はっこうだ号

撮影1962/07/20 大阪国際空港新明和伊丹工場 geta-o


    

C ベル47G3B KH-4 JA7376ばんだい  3

撮影1969/07/30 仙台へリポート 戸田保紀   

撮影日不明 仙台ヘリポート 提供YM

                                                                                                                               TOP

D ベル47G3B KH-4 JA7413

撮影日場所不明 提供YM

撮影日場所不明 提供YM



送電線パトロール 撮影日場所不明 提供YM

F ベル47G3B KH-4 JA7463 くりこま

撮影1969/07/30 仙台へリポート 戸田保紀   

 

日替わりメモ 2012/02/11
 

〇  東北電力のヘリコプターについて  TADY BEARさんからメール

 昨日の日替わりメモ東北電力のウェストランドシコルスキー を読んで白洲次郎が思い浮かびました。1950年代当初の東北電力会長就任 イギリスとのつながり等を考えるとウェストランドシコルスキーの採用も頷ける気がします。

 昔、白洲次郎の略歴を読んだときに、終戦からサンフランシスコ講和会議までの華々しい?経歴からその後、田舎の電力会社の会長就任は、力を出し切って楽隠居か?なんて思っていましたが、その後調べていくうちに電力会社というのは巨大な利権の塊らしいと言うことがおぼろげながら判ってきました。 

 彼がどの様な理念を持っていたかはさて置き、彼は強力なフィクサーの一人だったと思っています。その彼が会長就任後にパッとしないイギリス製のヘリコプターを採用などというと妙に勘繰ってしまいますが、単に大のイギリスびいきだったのかもしれません

 ケンブリッジに留学して、ベントレー!!を乗り回していたのですからね。当方も相当のイギリスびいきですが、スティルトンチーズをつまみに安いスコッチと嗜む程度ですから(車庫にMGが眠っています)。

佐伯 : なるほど、 白洲次郎でしたか。英国事情に精通しているし、商工省を通産省に変えて白洲三百人力と言われたほどの辣腕を振るった人ですから、尻込みする役員や大蔵省(外貨)や銀行(融資)を怒鳴りつけてイギリスのヘリコプターを導入したのでしょうね。しかもバックには吉田茂首相が居ますものね。もっとも、英国商社の仲介手数料として5パーセントが彼の懐に入るようになっていたとか‥

 他の電力会社の幹部も目先の効く人は自社ヘリを見習いたかったかもしれませんが、電力とは縁遠い開発途上の機材について他を説得できる知識があったかどうか、先ずは社内の保守派から足を引っ張られるだろうし、銀行や国へ打って出る勇気も生まれなかったのではありませんか。