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航空歴史館いしぶみ

 
A3540-2 千葉県南房総町下滝田 桜花発射台跡
       Launch pad of Oka, Minamiboso City, Chiba Prefecture
                                    
◎ 特別攻撃機桜花発射台跡   2014/11/07 撮影と文 YS45

 千葉県は南房総市下滝田にある、日本海軍特攻機桜花のために作られた発射カタパルト跡を見てきました。
 何もない千葉の山里でこのようなものが作られたとは驚きですが、戦争とはこういうものなのかと考えさせられます。

 県道から僅か100mほど、何軒かある農家の裏山の高台平地にそれは残っておりました。近くに格納庫跡もあるという事ですが、人に逢うこともなく探してみましたが見つけることは出来ませんでした。
 発射台は今残っている部分で全長約40mほど(実際は約50mとも)ですが、畑に埋もれている部分があるかもしれません。均等に開いている左右の穴がありこの部分を使って枕木を設置、その上 に滑走用のレールを二本設置だったそうです。



 設置方向は、山斜面(北西)から県道(南東)で一番近い太平洋岸まで約9km、内房東京湾まで約5km。機体が北の山すそに格納されていたという話もあり格納壕もあったそうです。
 本土決戦用の為に建設予定だった桜花発射基地は他に上滝田、下滝館山、吉沢、平群の4ヶ所12基あったそうで私が現認しているのはここだけですが、外房太平洋岸の行川にも一基ありますので時間を見て行きたいと思います。
 また、このカタパルトは完成後、カタパルト延長上にある神社が軍令によって立ち退きを受けたそうです。作業は昭和20年6月の敗戦間際に大勢の人間が軍人とや ってきて昼夜問わず進められたそうで所謂朝鮮人も参加しています。しかし終戦により幸運にも使われることはありませんでした。





 終戦後、すぐに米軍がきて可能な限り破壊して帰ったそうです。

 発射用に使われたという滑走レールが、県道をはさんだ知恩寺に置いてあり撮影してきました。均等に開けられたU字鋼材の穴は、手尺ですが発射カタパルトの穴間隔とほぼ合致します。また他のレールは村の橋を作るときにも利用されたそうです。









 滑走台の山肌側の画像は壕跡かもしれないと思い撮影をしました。(ペットボトル水がたむけてありました)



 この戦跡場所は下滝田、県道88号線沿い、(有)谷川自動車裏手の坂を3分程上った畑の奥です。