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追加 2017/06/20 長崎航空所有のダブの燃圧計

 
A8301-4 長崎市琴海 町
              Kinkai Town, Nagasaki City

                      

◎ 長崎市琴海町のデハビランドDH-104-5A JA5038

1957/01/14

英国ハットフイールドのデハビランド社で製造  C/N04482 G-AOZF

1957/03/02

JA5038登録 関谷産業(日本遊覧航空へリース 海王星)  定置場東京国際空港

1963/

長崎航空 定置場大村飛行場

1968/05/22

老朽廃棄

1968/05/29

抹消登録

1968/09頃

旧長崎水族館へ展示
長崎水族館に展示中の写真 撮影 長崎県 草加 伸


Ⓒ 酣燈社  AIRVIEW MATES コミュニティ No3  1976/03/01発行

 

1998/03/31

旧長崎水族館閉館

 

琴海町の解体業者→現在地

 


2009年

 ここへ据え付けた人のお孫さんらしき方と話ができました。ご自分の生きざまの象徴のようなねらいで展示されたらしいです。色直しの必要を感じておられました。

撮影2009/05/16  むーちん







2007年

 3脚はこれでもかというくらいガチガチにコンクリートで固められています。また内部の荒れようはひどいですね。対照的に操縦席のガラスだけは何故かクリアでした。本当にここにある訳がよく分からず不思議な機体でした。

撮影2007/01/01 HAWK


2003年 

 保存場所は国道206号を長崎から西海町方面に向かい琴海町の中心部を過ぎた町外れで、正面にはっきり見えます 。道路端の空地に置いてありますが、コンクリートの台座に乗っており「保存」と言ってよいようです。囲いもない単なる空地のため管理しているのが誰かも分かりません。(役場でも把握していません。)ただし水族館時代と思われる判読不能の解説板がたてかけられています。脚は3脚ともコンクリートで固定されており さらに後部を鉄柱で支えています。機体概観は(年数を考えれば)まずまずの保存状態ですが、動翼はすべて上から鉄板で固定化されています。プロペラ・エンジンはオリジナルがついているようです。また窓の一部は取り替えられているようです 。

 反対側に回るとドアが取れてしまっており地面に落ちています。内装は朽ち果てており、座席などもフレームだけが残っている状態ですが、コックピットは一応計器など残っているように見えました。

撮影2003/05/16  ハロースクエア

            
  


1980年

 JA5038の長崎水族館〜現在地までの間、琴海町の解体屋さんにあった頃の写真を知人よりもらいましたので送ります。たぶん20年くらい前だそうですが自分も昭和61〜63年くらいの時目撃して います。

提供N.P.C.




    

 

燃圧計

 デハビランドDH-104ダブの燃圧計 


 株式会社大田計器製作所で分解整備し、航空法第17条第3項による確認を行って長崎航空に引渡された燃圧計予備品です。

 1967年11月30日に定期路線を全日空に譲渡して旅客機を処分した際に、不要品として社員に渡されたもののようです。 提供:川村保敏氏

引渡し時の状態 ビニール袋にシリカゲルを同梱し針金で結んであります。


SMITH社の銘盤 

大田計器製作所のシール 1965(昭和40)年11月


有効期間は1965/11/30〜1968/11/29までですが、ダブは1958年5月に用途廃止されたので、この計器が使われることはありませんでした。



航空法第17条第3項

 航空機安全確保のための重要な装備予備品について、大臣の認定を受けたものが製造や修理を行い、基準適合の確認を行うことができるというもの。長崎航空は、もっぱら大田計器を使っていたそうです。


○ 希少資料

  長崎航空デハビランドDH-104ダブの燃圧計予備品が出てきました。アナログ航空計器は米軍放出品がたくさん出回っていますが、MADE IN ENGLANDの計器は希少です。 しかも、航空法に基ずく検査の確認票が付いて、シリカゲル(乾燥剤)を入れたビニール袋のままというのも、殆ど例のない骨董品ということができます。 長崎航空の解散処理に当った川村保敏さんが保管していたもので、これは、歴史的科学技術文化財として然るべき機関に引き取って貰いたいと考えています。

○  予備品番外   門司港に水没したDC-3のエンジン

 長崎航空の定期路線撤退後のDC-3についてはJA5043に触れていますが、川村さんが台湾Winner Airwaysへ売り込んだ際に、予備のR-1340エンジンを門司港から積み出す時に、運搬業者が誤って海へ落としてしまったそうです。そのために、Winner Airwaysから随分叩かれて苦労が倍加したとのことです。

 さて、門司港岸壁付近にはまだ埋まっているでしょうかね。それとも改修工事の浚渫で発見され処分されてしまっているでしょうか。これも航空ロマンのひとつです。